ファーウェイのスマートバンド「HUAWEI Band 7」を購入したのでレビューします。睡眠や心拍数、ストレスの計測と通知の確認には十分な機能がありつつ、バッテリーの持ちもよく値段の割に良い買い物でした。
写真
スペック
サイズ | 縦44.35 x 横26 x 厚さ9.99 mm |
重量 | 約16 g(ベルトを含まず) |
ディスプレイ | 1.47 インチ AMOLED(有機EL) 解像度: 194 x 368 |
カラー | ダークグレー、ゴールド、グリーン、レッド |
対応OS | Android/iOS |
防水 | 5ATM防水 |
バッテリー | 通常14日間、ヘビーユース10日間 |
常時点灯 | ◯ |
計測 | 睡眠、心拍数、ストレス、血中酸素濃度 |
運動 | 96種類のワークアウト計測 |
スマホ連動 | 通知、着信、天気、音楽再生、音を鳴らす |
時計 | 時計、タイマー、ストップウォッチ、アラーム |
使ってみて
本体について
本体は軽く、一日中付けていてもそれほど負担には感じません。私は寝る時の締め付けが苦手なので、腕になにかを装着して眠れるか少し心配だったのですが、本体の軽さも手伝って付けたまま寝ても特に違和感を感じることはありませんでした。
有機ELディスプレイだけあって発色もよく、日光のもとでも視認性も高く、満足のいくものでした。バンドは長めで調整範囲が広いですがゴム製で手触りもいい感じです。
物理ボタンはなくても困らないですが、あればあったで確実な操作ができるので良いですね。メインメニューはボタンを押さないと出てこないのと、メインメニューからアクセスする各機能と、メイン画面のスワイプでアクセスした場合の機能がちょっと違うのが気になりました。メインメニューから睡眠やストレスや天気を開いた場合は、各画面で下からのスワイプで詳細を表示できるのですが、お気に入りに登録したウィジェット表示の場合は下スワイプで詳細表示が出来ないので、ここは同じように出来たら良かったなと思います。
健康管理
購入の一番の目的として、フィットネストラッカーとして睡眠時間や睡眠の質をデータとして取得して睡眠改善に役立てたかったというのがあります。他にも心拍数や血中酸素濃度、ストレス度を数値として測りたいというのもありました。
睡眠
睡眠計測については「HUAWEI TruSleep™2.0」が搭載されていてオンにすると、入眠時間、起床時間に加えて睡眠の深さなど睡眠状態を記録してあとからスマホアプリ上でグラフとして見ることが出来ます。何時から何時までが、レム睡眠、深い眠り、浅い眠りだったのかがわかるのは見ていて面白いです。
睡眠の質が点数化されるので、自分の睡眠が良いのか悪いのか客観的に見ることができるのも新鮮でした。中々普段自分の睡眠が良いのか悪いのかってわからないですからね。
例えば昨日の点数は81点と、まずまずでしたが、私は全体的な傾向として眠りが浅い傾向があることが分かって改善したいなぁと思いました。
毎日のスコアだけでなく、週ごと、月ごとにまとめたデータを見ることも出来るので、データが溜まっていくのが楽しみになりました。
心拍数
心拍数も常時測定しているので、心臓が止まってないか確認できます。というのは冗談ですが、運動したときなど、心拍数がどれだけ上がっているのか目に見えてわかるので、頑張って動いていてくれている自分の心臓が愛おしくなりました。
ストレス
自分の日々のストレスが数値化されて表示されるので、どのくらいのストレスを感じているのか知ることが出来たら面白いなーと思っていたんだけど、私の場合ストレスレベルは基本「低い」レベルで、時々「普通」レベルに上がるぐらい。まれに「中」になることもありますが「高い」はいまだに見たことがありません。これは私がストレスフリーの生活をしているということなのか、それとも正しく計測されていないのかどうなんでしょう・・・?最初に補正用の質問にいくつか答えるんですが、そういったのが関係しているのかもしれません。
血中酸素濃度
これも常時計測できるので最初はONにして測ってましたが、常に90%以上をキープしていていて常時計測する意味もなさそうだったので今はOFFにしています。必要があればその時だけONにする運用で良いのかなと思います。
スマホ連携
スマホはiPhoneなのでHuaweiのスマートバンドとの相性を心配してしましたが、全く問題なくペアリングして使えます。スマホの通知や着信があると、バンドがブブッとバイブするので、スマホが近くになくてもBluetoothの範囲内なら通知を見逃すことがないので便利といえば便利です。
ただ実際にはスマホはだいたい近くにあるし、パソコンの前にいることも多く、スマホやパソコンを見れば済んでしまうので、通知をスマートバンドで受ける必要ってあまりないのかもしれないと感じました。
iPhoneではクリック返信やリモートシャッターは使えないので試してませんが、Androidのみ対応と書かれている音楽再生コントロールは再生/一時停止や、音量調整などがiPhoneでも行えました。スマホを取り出さなくてもできるのは便利かもですが、まぁたいていイヤホンでもできることが多いのでそこまで必要かと言われると微妙ですね。
運動計測
私は運動をあまりしないので、屋外ウォーキングしか試していませんが、歩いた距離や時間、平均時速やその間の心拍数などなどワークアウト計測も問題ないのではないかと思います。これからもう少し使い込んでいきたいと思います。
スマホアプリ
スマホと連携させるためのアプリとしてHUAWEI Healthが用意されています。バンドのペアリングから、文字盤のダウンロードや通知設定など、バンド本体だけではできないので、使うためにはこのアプリが実質必須です。
バッテリー
ヘビーユースで10日間持つとの公称値でしたが、概ねその通りでした。常時点灯はOFF、血中酸素濃度の常時測定もOFFで、あとはTruSleep2.0(睡眠計測)、心拍数測定、ストレス測定の常時ON、持ち上げて起動をONで使ったところ、100%から10日目で5%まで減りました。
充電速度はかなり早いです。40分程度で5%から95%ぐらいまで充電できました。
感想
iphoneユーザー的にはApple Watchも気になったりもしたのですが、値段を考えるとHuawei Bandで十分だと感じました。バッテリーの持ちもいいですし、健康管理向けならこっちの方がいいまでありますね。
電子決済とかSiriとかアプリとかウォッチでやらなくてもスマホでできるのをわざわざウォッチでやろうとすると、大きく、重く、高価になってしまうので、こういうコスパの高いスマートバンドを買うのも良い選択肢だと思います。正直一ヶ月ほど使いましたが、Apple Watchにしておけばよかったと後悔するシーンは全くありませんでした。
HUAWEI Bandは8が出ていたので8とも迷ったのですが、3000円以上7が安くなっていたので7にしましたが、7で困ることは今のところありません。7と8の違いは8が厚みが1mm減ったり、TruSleepが3.0になって睡眠計測の精度が上がったといった小規模なアップデートにとどまっています。たしかにまだ意識があった時刻に、すでに眠りについていることになっていたりするのが改善されるなら良いですが、実際改善されるかどうかはわからないですし、そこまで大した違いはないのかなという感じです。
まとめ
必要十分な性能と高コスパでiPhoneユーザーでも満足できるスマートバンド
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