WordPressユーザーとLINEユーザーを連携させるプラグインを作成しました。
LINE Messaging APIを利用して、LINE 公式アカウントに友達登録してくれているユーザーと、Wordpressの登録ユーザーのアカウントを連携させるプラグインです。

LINE Developersの設定
LINE Developersで使用したい公式アカウントでプロバイダーと、Messaging APIチャネルを作成する必要があります。


チャネルシークレットと、チャネルアクセストークン(長期)を発行し、メモしておきます。この情報はプラグインの設定画面で入力します。

Webhook URLを編集し、「https://your-domain/wp-content/plugins/lineconnect/bot.php」に設定してください。(your-domainの部分をご自分のドメイン名に変更してください)
加えてWebhookの利用をオンにし、LINE公式アカウントの応答モードをBOTにするのも忘れないでください。
念のためWebhook URLの検証ボタンをクリックし「成功」メッセージが表示されることを確認してください。
プラグインのインストール
こちらから「lineconnect1.x.x.zip」をダウンロードしてください。(x.xの部分はバージョンによって変わります)
https://github.com/shipwebdotjp/lineconnect/releases/
解凍してできる「lineconnect」フォルダをWordpressのプラグインフォルダにアップロードします。
管理画面のプラグイン一覧から「LINE Connect」を有効にします。
「LINE Connect」設定からチャネルアクセストークンと、チャネルシークレットを入力して保存します。
ログイン画面URLを変更している場合
もしもログイン画面URLをデフォルトの「wp-login.php」から他のURLに変更している場合は「lineconnect」フォルダ内の「config.php」ファイルを開き、「$login_path」を以下のように変更してください。
例:ログイン画面URLが「login/」の場合
$login_path ="wp-login.php";
を
$login_path ="login/";
のように変更してください。
動作確認
LINE公式アカウントをフォロー(友達登録)すると、自動的に連携がスタートします。
LINE公式アカウントをブロック(友達登録解除)すると、自動的に連携が解除されます。
明示的に連携/連携解除するには「アカウント連携」というキーワードをトーク画面で送信します。
リッチメニューを用意してボタンを押すと「アカウント連携」というキーワードを送信するようにしておけば文字をわざわざ打ち込んでもらわなくても連携が行えるようになります。
連携開始ボタンをタップするとブラウザでログイン画面が開くので、ログインすると連携が行われます。
連携が完了しましたとのメッセージが表示されたら連携完了です。
活用方法
このプラグインでは単にWordpressのユーザーとLINE IDを紐づけてWordpressのユーザーメタデータへLINE ID、表示名、プロフィールアイコンURLを保存するだけですので、そのLINE IDを活用するにはほかのプラグインが必要です。
LINE IDのユーザメタ パラメーター名
連携したユーザーのLINE IDはユーザーメタとして保存されます。
メタキー:line_user_id
値:LINE ユーザーID
メタキー:line_displayname
値:LINE 表示名
メタキー:line_picture_url
値:LINEプロフィールアイコンURL
これらの値をプラグインから取得するには以下の関数を使用します。
get_user_meta( ユーザーID:int, メタキー:string, シングル:boolean );
例えば、WordpressユーザーID 1のLINE IDを取得するコードは下記になります。
$user_id = 1;
$line_id = get_user_meta( $user_id, 'line_user_id', true );
連携メッセージのカスタマイズ
連携開始・解除のキーワードや、開始・解除時のメッセージを変更するには「bot.php」を開いて編集してください。
それぞれ文字数制限がありますので超えないように注意してください。超えた場合動作しなくなります。
カスタマイズ・プラグイン作成
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