耳をふさがないイヤーカフ型イヤホン、SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンの実機レビューです。

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コード:SPCCP05PR10
対象商品:SOUNDPEATS CCイヤーカフ
有効期限:2025/06/30 23:59
結論と総合評価(忙しい人向けまとめ)
耳に挟むタイプのイヤーカフイヤホンでありながら、12mmデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載し、音質にも妥協がないコスパに優れたワイヤレスイヤホン。左右気にせず収納や、ダイナミックEQなど使い勝手の良さも特徴。
SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンとは? ─ 製品概要

コンセプトと位置づけ
SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンの特徴は、耳に埋め込むのではなく、耳を挟むように装着するイヤーカフ型であることです。
耳を塞がず周囲の音を遮断しないので、イヤホンを装着しながら会話ができますし、外音が聞こえるため安全にウォーキングや家事が行えます。
素材と軽量さのおかげでフィット感にも優れており、長時間使用しても耳が痛くなりにくいイヤホンです。
オープンイヤー型に属しますが、音質も決して犠牲にはなっておらず、12mm大径ドライバーのおかげで上質な音楽を楽しめます。機能面でも、アクティブEQやマルチポイント接続にも対応しており見劣りすることはありません。
それでいて7280円と低価格を実現しており、VGP 2025 コスパ大賞も受賞しています。SOUND PEATSの製品らしいコスパの高いイヤホンとなっています。
主なスペック一覧(表)
タイプ | ワイヤレス |
形式 | イヤーカフ型 |
本体操作 | タッチ |
素材 | 肌に触れる部分→シリコン製 ワイヤー部→ニッケルチタン形状記憶合金 |
ドライバー方式 | 12mm デュアルマグネットダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—20KHz |
対応コーデック | AAC、SBC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 |
最大持続時間(単体) | 6時間※AAC、60%音量、正常モード。 ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF |
最大持続時間(ケース込み) | 24時間※AAC、60%音量、正常モード。 ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF |
重量 (片側) | 約5g |
重量 (充電ケース込み) | 約47.34g |
サイズ (片側) | 31.34×14.69×29.05mm |
サイズ (充電ケース) | 72.21×24.15×45.53mm |
充電時間 (イヤホン) | 約32分 |
充電時間 (充電ケース) | 約106分 |
充電コネクタ | USB Type-C |
内蔵マイク | 片側1基 |
急速充電 | 対応 |
イヤホンを探す機能 | 対応 |
左右気にせず収納 | 対応 |
ダイナミックEQ | 対応 |
ムービーモード(3Dオーディオ) | 対応 |
通話用(ENC)ノイズキャンセリング | 対応(AI駆使) |
風切り音低減 | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
ゲームモード | 対応(0.06s) |
専用アプリ | ●Google Play「PeatsAudio」 ●App Store「PeatsAudio」 |
防水性能 | IPX5 |
受賞履歴 | 「VGP 2025」コスパ大賞 「VGP 2025」金賞 |
付属品 | SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン本体×1 充電ケース×1 Type-C充電ケーブル×1 日本語取扱説明書×1 アプリガイドカード×1 |
通常価格 | 7280円 |
発売日 | 2024年11月25日 |
開封レビュー
パッケージ外観


106mm ✕ 106mmのSOUND PEATSによくある正方形のパッケージです。シンプルに商品の写真がプリントされ、「PearlClip Pro」のロゴがシルバーで印刷され高級感をアップさせるアクセントになっています。右上には「VGP 2025金賞」「VGP 2025 コスパ大賞」のアイコンも印刷されていました。
同梱物チェック

イヤホンケースと、その下には充電用USB-A to Cケーブルが収められています。紙のケースの中にはシール、PeatsAudioアプリの案内、ユーザーガイドが入っています。カナル型ではないので、イヤーピースは付属していません。
初見で感じた質感



ケースは光沢があり、安っぽさはありません。バッテリー残量確認用のボタンが前面にあり、充電用USB-Cポートが背面にあります。


イヤホン本体は名前の由来にもなっているようにアルファベットの「C」の形をしています。一見すると小さなマッサージ器のようにも見える形状で、初見ではイヤホンと気が付かないかもしれません。
実際の形は耳たぶに挟むのに適した形状で、ダンベルをぐにゃっと曲げたような、ワイヤーの両端に丸いオモリが付いたような形です。肌に触れる部分や、両端の橋渡しとなる部分の材質にはシリコンが使われており、それ以外の部分はケースよりも更にツルツルの材質で覆われています。
元のモデル名は「PearlClip Pro」ですが、確かに言われてみると真珠をイメージさせるデザインです。
デザインは左右対称ではないので、どちらが耳にいれる側なのかは「大きい方」「音の出る穴の空いている方」「充電用端子がある方の逆」と覚えれば良いかと思います。
デザインと装着感
装着方法とフィット感


耳たぶを挟むようにして、スピーカーホールが耳の穴の中に向くような形で装着します。橋渡しの部分の向きが耳に対してちょうど真横ぐらいになるのが正しい角度です。上向きや下向きになる装着方法だと、耳の大きさにもよりますが耳の穴にフィットせずきれいに聞こえません。(装着位置が合っていない場合、明らかに軽い音になります)
このように、装着にちょっとコツが必要なので、正確な位置に装着するためには実際に音楽を再生しながらの微調整が必要です。
耳たぶを挟み込むと言っても、絶妙な間隔により「挟まれている」という感覚はありません。付けていることを忘れるほどではないにしろ装着時の違和感は少なめに抑えられているなと感じました。
メガネ・マスク併用時の相性
イヤーフック型ですとメガネに干渉することがありますが、このイヤホンは耳の上には掛からないので、メガネやツルには一切干渉せずに装着できます。
マスクに関しては、イヤホンを装着した状態でマスクを付けるときはゴムを上から掛ける形になるので問題なく付けることができます。ただし、イヤホンを装着したままマスクを外そうとすると、ゴムがイヤホンのブリッジ部分に入り込んでしまいイヤホンごと外れてしまうことがあるので注意が必要です。(マスクのゴムを耳に沿って外すのではなく、引っ張ってイヤホンを迂回して外すようにすると引っかかりません)
長時間使用での耳への負担
イヤーカフ型の場合、インナーイヤー型やカナル型のように耳の穴に押し込むのではなく、耳たぶの両側で挟み込むような形で固定するため装着感は比較的軽めです。
ただ、耳との相性があるようで、私の場合は長時間装着していると耳が痛くなってしまいました。
また、6時間ぐらい装着した後、鏡で耳を見るとしっかりイヤホンの跡がついてしまっていました。
このあたりは耳の形にもよるかと思いますが、耳たぶ部分がワイヤー部分に当たってしまい、丸まっているので痛くなるような感じです。
運動時の落下
ぶら下がっている状態とはいえ、保持力は高く、多少動いたぐらいでは落ちることはありませんでした。
操作性とユーザーインターフェース
タッチセンサーの操作一覧
装着時に前になる方の表面がタッチセンサーとなっており、タッチすることで各種操作が行えます。ワイヤー部分や後ろ側はタッチしても操作できません。
非通話状態でのコントロールはアプリにてカスタマイズが可能です。
デフォルトでは下記のようになっています。
非通話状態
操作 | 左イヤホン | 右イヤホン |
---|---|---|
1回タップ | 音量ダウン | 音量アップ |
ダブルタップ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 |
トリプルタップ | ゲームモード/ムービーモード | 音声アシスタント |
長押し(1.5秒) | 前の曲 | 次の曲 |
着信時
ダブルタップ | 通話応答/通話終了 |
長押し(1.5秒) | 通話拒否 |
その他、長押し(1.5秒)で電源ON、長押し(10秒)で電源OFFになります。
試した所、長押しで電源OFFした際は左右両方の電源が切れましたが、電源が切れた状態から、長押しで電源ONは片側しか電源ONになりません。
たしかに、電源が切れた状態では電源ONにするための信号も送りようがないので当然の動作と言えます。
操作感について
タッチコントロールの感度については誤操作を防ぐためなのか、結構シビアに設定されているような感じを受けました。ワイヤー部分や側面ではなく、タッチエリアの真ん中を捉えてタッチする必要があります。
静止した状態であればさほど問題なく意図した操作が行えますが、動きながらですと上手に操作できないことがあります。
ダブルタップ以上になるとさらに難易度が増し、ポンポンとリズムよくタッチしたつもりでも、シングルタップとして認識されて音量調整になってしまったり、うまく反応しても狙った操作は2回に1回ぐらいしかできませんでした。
トリプルタップもかなりリズミカルにタップしないとシングルタップやダブルタップとして認識されてしまうため、中心部を正確に3回間を置かずにタップする必要があり、結構難易度が高いです。
UUのように物理ボタンのほうが確実に操作できると感じました。
音質インプレッション
対応コーデック
コーデックはAACとSBCの2種類に対応しています。aptXやLDAC等の高音質なコーデックには対応していません。
試聴環境とソース
以下はiPhone SE(第2世代), M1 MacBook AIrでAACを利用した環境下でのレビューとなります。
私自身は特別耳が良い方ではなく、高級イヤホンやヘッドホンを聴き比べたりもしない人のため、的確な音質レビューは得意ではないことをご了承いただいたうえで参考程度にお読みください。
ファーストインプレッション
パッと聞いた印象は、期待値を遥かに上回る音質だなと感じました。
音が軽いとか、細いという感じも全く無く、むしろしっかり一つひとつの音がクリアに聞こえ、正直、かなり「いい音」であると自身を持って言えるという感想を持ちました。
低域:量感と締まり
カナル型と違ってオープンイヤー型のため、密閉性はどうしても劣る分、低音はあまり出ないのかな?と思っていましたが、12mmの大型ドライバーを搭載していることもあり、必要十分な低音が出ています。
流石にズンドコした超低音は出にくいですが、そういった音を求める方はオープンイヤーは選択しないでしょうから問題ないのかなと。
中高域:ボーカルの近さ・抜け
ボーカルや楽器の音もクリアでかなり自然に聞こえます。なんというか、一つひとつの音がつぶれてしまっておらず、はっきり聞こえてくる感覚です。
イヤーカフ型という音質を求めるのが難しい構造でありながら、音楽を聞くという目的を十二分に果たせる、解像度の高い音を出せているところに、SOUND PEATSの技術力の高さを感じました。
音場・定位感(開放型らしさ)
正しい位置にイヤホンを装着していれば、まさに耳元でスピーカーが鳴っているような感覚です。
音楽が聞こえるというより、音場が頭の中で展開され、広がっていく感じで音楽を楽しむことができます。
これはカナル型イヤホンとの違いとして感じた部分です。
イコライザー調整
詳しくは後述しますが、イコライザー調整、特にダイナミックEQをONにすると、音質がガラッと変わります。
明らかに艶のある音になり、低音の響きが増すので、私的には、ダイナミックEQを常時ONで使用したいなと思います。
OFFにした後だと「あれ?なんか軽いな」と違和感を感じてしまうほどでした。
マイク性能・通話品質
通話用マイクの品質は、「ワイヤレスイヤホンとしては」悪くないと感じました。
そもそもワイヤレスイヤホンの場合は、ヘッドセットプロファイルの帯域の制限があるため、有線のようなワイドな帯域を使うことができず、どうしてもマイクの音質には限界があります。
Macbookでは1ch 16bit サンプリング周波数は16kHzで認識されていました。
録音してみましたが、やはり情報が削られた、痩せた音にはなってしまいますが、それでも発話した言葉を伝えるという目的は十分果たせるレベルで、聞き取りにくいということはありませんでした。
ただ、音質を求めるマイクではないので、通話以外の、動画の収録とか配信などの用途には当たり前ですが向いていません。
ノイズリダクションの効き具合
音声通話にはAIノイズキャンセリングが使われます(あくまで話すときのノイズを低減する機能です)。
そのおかげで環境音がかなり消えて、声だけを強調する形になっています。
じっさい、救急車のサイレン音など、自分の耳では聞こえる音も、録音した音声には入っていませんでした。
ただ、ノイズ除去時に、実際の声にも影響が出てしまう部分はあり、聞こえにくくなるときも見受けられました。
サンプル音声
屋内でイヤホンのマイクを使って収録してみた音声です。
遅延とゲーム/動画視聴
iOSでの体感
・YouTube
YouTubeに関しては、動画をわずかに遅らせて音声と映像を同期させる機能があるため、遅延は気になりません。
・音ゲー/シューティング
私はゲームをやらないので、音ゲーができるかどうかなどについては未検証ですが、効果音のポン出しなどでテストしてみた感じではワイヤレスイヤホンとしては通常の範囲で、特別遅延が少ないわけでも、多いわけでも無いように感じました。
ゲームモード
スペック上ではゲームモードに設定すると0.06秒の低遅延となるようです。
私はゲームをやらないのですが、試しにゲームモードをONの状態でDuolingoをプレイしてみましたが、あまり違いが分かりませんでした。
(そもそもDuolingoはシビアなタイミングを要するゲームではありませんので参考にはならないかも知れません)
ムービーモード
ムービーモードをONにすると、擬似的なサラウンド効果が有効なモードになります。名前の通り映画やドラマなどの視聴時に効果を発揮します。
試しにムービーモードをONにした状態で、映画の予告編などを視聴してみましたが、確かに臨場感が出て音の広がりを感じました。
ただ、対談等の動画だとホワンホワンしてしまって逆効果でしたので、シーンを選んで使うのが良さそうです。
ちなみに、ゲームモードとムービーモードは排他となり、併用できません。
バッテリー持ち・充電ケース
持続時間
バッテリー持続時間の公称値はイヤホン単体で6時間、ケース込みでは24時間となっています。
AACで接続した状態で音量は抑えめ(20%ぐらい)で使用してみましたがダイナミックEQ ONでも3時間経過時に50%の残量があり、5時間30分ほどで片方の電源が切れました。もう片方は6時間を過ぎたところで電源が切れたので、おおよそ公称値通りのバッテリー持ちが期待できそうです。
無充電で6時間持ちますし、10分の充電で十分で2時間の再生(33%の充電)が可能なので、バッテリー持ちは十分です。
ただ、左右で個体差があり、バッテリーが持つ方と持たない方では、電源OFFになるまでの時間差が30分ぐらいありました。
急速充電・ワイヤレス充電対応状況
急速充電に対応しています。
イヤホンをケースに収納することで充電が行われ、約32分で充電完了となります。
ただ、条件によるのか、私が試した限りではイヤホンのバッテリー残量が10%を切ったところでケースに入れて、30分後に取り出してみましたが、70%までしか充電されていませんでした。
ケースのフル充電までのスペック値は約106分となっています。
ケースの充電を実際に試した所、赤点灯(10%以下)の状態から20%までは15分ほどで、100%まで1時間35分ほどでしたのでこちらはスペック通りでした。
なお、ワイヤレス充電には対応していないため、Type-Cでの有線接続が必要です。
ケースサイズと携帯性
ケースサイズは72×24×45mmと、イヤホンの形状的に少し横長です。
とはいえ携帯に支障が出るほどの大きさではなく、十分コンパクトと言える範囲です。
左右気にせず収納
イヤホン本体には左右の区別がなく、左右どちらにも変化します。
というのは、イヤホンケースに収納して、10秒経ってから取り出すと、ケースの左側に収納したほうが左用に、右側に収納したほうが右用にセットされるからです。
耳から外した後、ポケットに一緒に入れたりしてどっちがどっちかわからなくなってしまっても一旦ケースに入れれば問題ありません。(逆にその場にケースがないと、リセットできず、左右の区別も付かない状態で使わないといけなくなります。)
接続安定性とコーデック
Bluetoothバージョン・チップセット
Bluetoothは5.4に対応しています。
使用されているチップセットについては確認できませんでした。
接続の安定性
たまにごく一瞬音飛びが発生することはありますが、総じて接続は安定しています。
意図しない接続の切断などはありませんでした。
屋外・混雑環境での切断テスト
筆者が地方都市住まいで、満員電車乗る機会や人混みに行く機会があまりないため、混雑環境での接続に関しては試せていませんが、また機会があれば試してみたいと思います。
マルチポイント接続
マルチポイント接続の方法
説明書では1台目のデバイスのペアリングを完了した後、Bluetoothをオフにしてから2台目のペアリングをするように記載されていましたが、オフにせず、一旦ケースに収納してからボタンを長押ししてペアリングモードにし、2台目のペアリングを行うだけで2台の機器とのペアリングが行えました。
その後は、ケースを開けると少しタイムラグがありますが、両方のデバイスと自動的に接続されます。
マルチポイント接続時の動作
Macbook AirとiPhoneの両方に接続した状態で動作確認してみましたが「片方で再生中に、もう一方のデバイスで再生開始した時に自動的に切り替わらない」という動作でした。(上書き再生ができない)
Macbook Airで再生中にiPhoneで再生開始しても、自動的にiPhone側に切り替わりませんでした。(Macbook側での再生が継続され、iPhoneでも再生中になるものの、iPhone側で再生開始した音は流れない)
その状態で、手動でMacbook側での再生を停止すると、iPhone側の音声が流れ始めました。
同じくiPhoneで再生中にMacbookで再生を開始しても、同様に自動的に切り替わることはありませんでした。
SOUND PEATSのAir4 Proなど、片方で再生開始すると、もう片方は自動停止するマルチポイント接続のイヤホンもありますが、このCCに関しては、明示的に片方で停止して、もう片方で再生を開始する必要があります。
これは、切り替えにひと手間かかる一方、SEの再生などで頻繁に切り替わってしまうのを防ぐことができるので、一長一短かと思います。
ちなみに、Macbookで再生中にBluetoothの範囲外に出て接続が切断されたり、iPhoneでボイスメモを録音し始めると、Macbookでの再生が停止しました。
専用アプリ(PeatsAudio)の使い勝手
以前SOUND PEATSのAir4Proを使ったときは『SOUNDPEATS』アプリを使用していましたが、CCでは新しい『PeatsAudio』アプリを使用するように変わっていました。
アプリはGoogle Play「PeatsAudio」またはApp Store「PeatsAudio」から無料でDLできます。
アプリを使用するためにはアカウント登録が必要でした。



メイン画面
バッテリー残量表示

イヤホンの画像とともに、左右それぞれと、ケースのバッテリー残量が表示されます。
ただ、バッテリー残量はアイコンで表示されるだけで、具体的な%表記はありません。正確な残量が分かるように数値表示もあると良かったなと感じます。
Macに接続した場合はメニューバーの音量アイコンからバッテリー残量を数値で確認ができるのですが、10%単位でしか表示されませんでした。
コントロール
ホーム画面では以下の設定が行えます。
- タッチコントロールの有効/無効
- ゲームモードのON/OFF
- ムービーモードののON/OFF
- ダイナミックEQののON/OFF
- タッチコントロールのカスタム設定
イコライザー/プリセット
ダイナミックEQ
このイヤホンの特徴でもあるダイナミックEQ機能をONにすると、楽曲に応じて音質が自動調整されバランスの良い音で音楽を楽しむことができます。
実際、ONとOFFでは音の厚みに差が出るのを感じました。個人的には電池持ちにもそれほど影響しないので、プリセットよりこのダイナミックEQを常時ONにしておけば問題ないのかなという気がします。
アダプティブイコライザー

実際に聞こえる音をもとに、調整する機能です。耳には個人差があるので、それぞれに合わせた音質調整が行えます。
プリセット

通常のイコライザープリセットも用意されています。
- SOUND PEATSクラシック デフォルトイコライザー
- 高音域の強調
- 低音を強く
- 低温を弱く
- ロック
- ポップ
- 電子音
- フォークソング
- クラシック
- 読み上げ人声強化
カスタムイコライザー

もちろん、自分で各周波数を調整するカスタムイコライザー機能もついています。
その他の設定項目
デバイス情報

- モデル名
- Bluetoothアドレス
- ファームウェアバージョン
ファームウェアのアップグレード

イヤホンのファームウェア更新が行えます。
イヤホンをリセットする
音声ガイダンスの言語の切り替え

音声ガイダンスの言語を英語、中国語、ドイツ語、日本語から選ぶ事ができます。
日本語のガイダンスも全く機械っぽくなく、かなり自然な日本語でした。
ただ、日本語にしても「接続」「切断」ではなく、「コネクテッド」「ディスコネクテッド」とカタカナ読みの日本語なのはご愛嬌。
(「バッテリー残量低下」アナウンスははしっかり日本語でした」)
音声ガイダンスの音量調整

音声ガイダンスの音量調整ができるのは地味ながら嬉しい機能です。
イヤホンを探す

Bluetooth接続されている場合に限るのですが、イヤホンの位置情報を地図上に表示させたり、イヤホンから音を鳴らして、見失ったイヤホンを探す機能があります。
おそらくですがBluetooth BLEの有効範囲内であれば見つけられるのではないかと思われます。
ホーム画面で左上の更新マークをタップして、私のデバイスから接続済みのイヤホンカードの右下の虫眼鏡マークをタップするか、ハンバーガーメニューの「イヤホンを探す」からイヤホンを探す画面を開けます。
中国語ではありますが、地図が表示され、イヤホンの場所が表示されました。また、「左側のイヤホンが鳴ります」「右側のイヤホンが鳴ります」を押すと、イヤホンから音を出すことができます。(これは耳から外した状態で試してみてください。私はうっかり装着した状態で鳴らしてしまい、イヤホンからの高い音に耳がやられそうになりました)
他のイヤホン(Air4 Pro)との比較
同じSOUND PEATSのカナル型イヤホン「SOUNDPEATS Air4 Pro」も所有しているので、2つのイヤホンを比較してみました。
過去に書いたAir4 Proのレビューはこちらから。
音質については、意外なことに、カナル型のAir4 Proより、イヤーカフ型のCCの方が音が良いと感じました。
このレビュー執筆のため、この2,3日ずっとCCをつけてYoutubeを聞いていたのですが、比較のためAir4 Proに付け替えたところ、
「あれ?Air4 Proってこんな音が軽かったっけ?」と驚きました。ひとつひとつの音が軽く、あまりはっきりしていない印象でした。
Air4 Pro単体で聞いていたときはそれほど感じていなかったのですが、聞き比べてみることで、CCの音作りの良さ、解像感の高さを改めて実感する結果となりました。
とはいえ、機能面で見ると、装着検出やANCがついていて、マイクも片側3基搭載されているAir4 Proに軍配が上がります。しかし、単純な音質で比較するならCCも負けていないなという感じです。
まとめ
向くシーン・向かないシーン
向くシーン
- 日常シーン
- 通勤・通学・・・外音が聞こえる安全性が欲しい方に
- オフィスワーク・・・他の人に話しかけられる事が多い人にも
- 家事・育児・・・周りの音を聞きながら音楽や通話をしたい人にも
- スポーツシーン
- ランニング・ウォーキング・・・周囲の音を聞きつつ、結構激しく動きたい人に
- ジム・筋トレ・・・安定した装着感で運動しながら音楽を聞きたい方に
- 屋外・・・IPX5防水なので小雨が降ってきても安心
- エンターテインメント
- 映画鑑賞・・・ムービーモードで立体感と迫力のある音声を楽しむ
- 音楽鑑賞・・・ダイナミックEQのおかげで音楽を楽しむ
向かないシーン
- 静かな公共空間・・・音漏れが気になるかも
- 騒がしい環境(飛行機など)・・・オープンイヤー型のため、外の環境音も聞こえてしまうので、あまり騒がしい環境には向かないかも
よくある質問(FAQ)
総合評価
まとめると、SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンは、オープンイヤー型でありながら12mmデュアルマグネットドライバーとダイナミックEQの搭載により、音楽をしっかり楽しめる高音質を実現しているイヤホンです。
耳を塞がない構造のため、周囲の音を聞きながら会話もできる便利さや、外を歩くときにも安全であることに魅力を感じます。
ただ、装着感は軽いものの、私のように耳の形状によっては長時間使用で痛みを感じる場合があるので、事前に試着できるようであれば試着することをおすすめします。
また、どうしても音漏れが起きやすい形状のため、静かな場所や大音量での使用には注意が必要です。
とはいえ、7280円という価格を考えると、コストパフォーマンスは非常に高く、装着感の問題が気にならない方、使用目的や耳の形状が合う方にはおすすめできるイヤホンです。

今回レビューしたワイヤレスイヤホンはSOUNDPEATS様からご提供いただきました。
Comments
イヤホンのバッテリー持ちの左右差は、メインで通信してる方が先に無くなってる可能性ありますね。
なるほど!そうかもしれないですね。
一応左右入れ替えて試してみましたが、バッテリーが早くなくなるのは同じ個体の方でした。