易得の電動自転車を購入したのでインプレ。
見た目は電動バイクっぽい見た目で車格的には110ccから125ccぐらいの大きさとスタイルが所有感を満たしてくれる。
動力性能的には800wのモーターのため、日本の規格でいうなら原付二種に相当する。
ただ、実際の動力性能的には50ccの原付と同じぐらいかちょっと走るかもというレベル。
110ccとか125ccのバイクには全くついていけない。所詮は自転車。
アドバンテージがあるとすれば、電気モーターなのでスタートダッシュだけは速いこと。
電気モーターは最大トルクが一気に出るという特性があるので、回転数が上がるにつれて最大トルクが出るエンジンより最初の加速が有利。
停止状態からアクセルひねると、ちょっと遊びがあってぐいっと進む感じ。
30km/hぐらいまではストレスなくスムーズに加速する。音も静か。
アクセルをラフに開けると思っているより進んでしまうので、信号待ちから発信する時前にバイクや車がいる状態で、とくにバイクがいっぱい団子状になっているときは飛び出しに注意。
EVバイクの特性として登坂が弱い。
勾配5%弱の坂を登るときフルスロットルで50kmちょっとしかでない。
エンジンバイクは横をガンガン登ってくのを横目に見ながらよちよち走ることになる。まぁ自転車だと思えば十分すぎる。
ハンドル周りはシンプル。
右側にLEDのヘッドライトのオンオフ、モード切替スイッチ、エンジンスタートボタンが設置されている。
左側はハイ/ロービーム切り替え、クラクション、ウインカースイッチ
メーターはスピード、電池残量、バッテリーの電圧、ウインカーの点灯方向、ハイビーム、トリップメーターなどが表示される。トリップメーターは電源をONにした直後は総走行距離が表示されたあと、トリップ(電源OFFでリセット)に切り替わる仕様。
アクセルオフやブレーキ時は回生ブレーキで充電されるが、そのインジゲーターもついている。
イグニッションでは電源ON/OFF、ハンドルロック、メットインオープンが可能。
鍵を電源ONの位置に回せばそのままアクセルひねって走り出せるのでエンジンスタートボタンは何のためにあるのかと思ったら、リミッター解除用だった。
走行モードが1,2,3とあり、最初は1にセットされていて最大25km程度しか出ないようにリミッターがかけられている。台湾では法規上電動自転車は時速25kmまでしか出せないことになっていて、それを超えるスピードが出るものは試験に通らず、合格標章が添付されない。
合格標章がついていない状態で行動を走行すると罰則がある。(そうはいってもちらほら合格標章のプレートが付いていない電動自転車が走っているのを見かけるけど)
それでこの車種では電源ON時はデフォルトで最大25km/hしか出ないモードに設定されているので、試験をパスできているというからくり。
実際ある操作を行ってモードを変更すると、25km/h以上でるようになる。
メットインを開けると電池が占領している。バッテリーは60V24Ahのリチウム電池。
取り出して家で充電することもできるし、シート下前部に充電端子があり直接そこから充電することも可能。
充電時間は6時間ぐらいで、航続距離はまだあまり走っていないので正確にはわからないけどカタログスペックでは60kmらしい。
気になった点としてはハンドルのキレ角が浅い。
バイクが停まっていて一台だけ空いているスペースに停車させようという時、思っていたコースに入らなくて、切り返すことになることが多い。もうちょっと小回りきくといいかなと思う。
車体重量もバッテリー含めず41kgしかないので、運転していても良く言えば身軽な感じ、悪く言うとおもちゃを運転しているようで重量感にはかける。
あとは、カーブを曲がったあと立ち上がりでアクセルを開けて荷重をかけて行きたいときに思ったほど加速せず気持ちよく曲がれない。重心の問題なのかサスペンションがうまくまだ馴染んでいないのか、ちょっとまだわからない。
もう少し乗ってみてまた感想が変わったらまとめてみたい。
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