この記事の目的
難しいといわれている中国語の発音を身に着けるのに役立った本を、中国語歴7年の私が紹介します。
シップ
この本は発音が理屈で説明されていて、日本人の難しいとされる発音にもしっかりフォーカスされているのでおススメ!
アタマで知り、カラダで覚える中国語の発音
この本について
- 著者は日下恒夫(くさかつねお)
- 発行は2007/5/18
おすすめ度
総合評価は星4
★★★★☆(星4)
良いところ
発音の方法をイラストで図解しているだけでなく、文章でどのように発音したらいいのか舌の位置、口の開け方などが解説されていてわかりやすい。
悪いところ
一つ一つの文章が長く、理屈っぽいのであまり読みやすくない。ちょっと癖のある文章が気になるかも。
本の構成
第一部:中国語の発音
第一部ではすべての子音と母音、複合母音など含めて体系的に各音節の発声方法がイラスト付きで解説されています。
第二部:日本人が難しく感じる発音徹底トレーニング
第二部ではさらに掘り下げて日本人が難しいと言われる発音にフォーカスが当てられています。
第三部:朗読にチャレンジ
文章として読むことを意識して、詩や物語が載せられています。
感想
中国語の場合発音は最初に一通り発音は学べば後はもういいという感じではなくて、入門を終えて初級に差し掛かって発音を復習し、また中級にさしかかったあたりでももう一度発音に戻って繰り返す必要があると思っています。
最初に発音を勉強するときは気をつけていても、そのあと知らず知らずのうちに日本語の影響を受けた発音に戻ってしまっていることに気が付くことがあるので、定期的に発音を正しく出来ているか確認する必要があると感じています。
それでこの本を時々読み返すと、正しい発音を思い起こして、自分の現在の発音を吟味できるようになります。そして少しずれてしまっているなと感じたら、自分の発音の仕方を正しい方法に戻すのに役立つ内容が詰まっています。
初心者から中級に差し掛かるぐらいの人まで発音に自信を持ちたい人におすすめです。
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