2021年のAmazonのブラックフライデーセールでAmazon Echo Show5と、Ankerの完全ワイヤレスイヤホンSoundcore Liberty Air 2 Proを購入したので、まずはEcho Show5のレビュー。
ディスプレイ付きのEchoは初めてだったけど、画面があるとやはり便利。そして思ったよりスピーカーの音質がいい。
これまでのEcho遍歴
これまで我が家ではEcho Dot(第二世代)を使い、Alexa対応のスマートデバイスとしてスマートタップとスマートLEDを使う構成だった。とはいえEcho Dotは最初こそ物珍しさもあって使ってはいたものの、そのうち使わなくなり電源を切って置物になっていた。
そうなってしまった理由として、Echo Dotの第二世代だとスピーカーの音質が悪く音楽鑑賞には向かないので音楽再生用途としては物足りないし、タイマーをセットしたりとか天気やニュースを聞いたり、照明つけたりもわざわざ声をかけてやるよりスマホでやったり見た方が早い、という事もありいまいち有効活用できていなかった。
Echo Show 5の良い所
今回ディスプレイ付きのEcho Showにしてみて、5インチぐらいの小さい画面でも、あるとないのでは活用の幅が全然違うことがわかった。パソコンのモニタの下に設置して普段はアナログ時計を表示させている。
置時計として使える
今まで使っていたIKEAのデジタル置時計(液晶に時刻、温度、湿度が表示されるタイプ)は電波時計でないため時刻がだんだんずれてくるのと、秒数表示がないというのが不便だったので、最初は秒数表示のある電波時計の購入を検討していた。
しかし、電波時計も1,000円の後半台の値段がするうえ、ちゃんと室内で電波を受信できるかどうかも微妙という事で、ちょうど安くなっていたEcho Showだったら置時計としても使えるし、それ以外の用途にも使えるという事で、Echo Showでもアナログの時計盤であれば秒数を表示できることを確認してから購入。
当然Wifiで時刻同期がされるのでずれることなく表示される。残念なのはアナログの時計盤のデザインの種類が少し少ないこと。シンプルな盤面がいいので、もう少し種類が欲しい。後デジタルの文字盤の方がパッと見て時刻がわかりやすいので、デジタルでも秒数表示できて欲しい。
情報を視覚的に確認できる
音だけでフィードバックするDotと違って、天気や予定など聞いたことを画面上でも表示してくれるのは想像以上に便利。わざわざ「あと何分?」と聞かなくてもタイマーの残り時間なども表示される。
ただ、「今日のニュースは?」だと、「NHKからお伝えします」となった後、一つのニュースタイトルだけがしばらく表示されるだけで読み上げも詳細も表示されず、そのうちホーム画面に戻ってしまう。Echo Dotの時はNHKラジオニュースが流れたのに、Echo Show用の何か設定が必要なのだろうか?ちなみに「フラッシュニュースを再生」としてやればAlexaの設定アプリから設定してあるニュースソースが再生され、NHK動画ニュースも再生される。
再生中の曲情報が表示される
Amazon MusicにFreeができたおかげでプライム会員でなくてもAmazon Musicを再生でき、歌詞も表示される。SpotifyのFreeも使えるけど、Spotifyだと歌詞は表示されず、アルバムカバーやタイトル、アーティスト名、アルバム名だけ。
Bluetooth接続して、Bluetoothスピーカーとして使用する時も曲名などが表示される。そしてスピーカーの音質が思ったよりいい。Echo Dot(gen2)のスピーカーは音楽鑑賞には堪えない感じだったけど、Echo Show5ならBGMとして十分聞ける音質なのでちょっとびっくり。
音の傾向としては結構低音が強調されている感じ。イコライザで調整はできるけどあまり変化を感じなかった。あと机に直置きだからかもしれないが若干音がこもる感じがする。別売の角度調整用のスタンドを使うと改善するのかもしれない。
Youtubeが再生できる
ブラウザとしてAmazon silkが入っているので「Youtubeを開いて」と言えばYoutubeが開ける。画面が小さく操作性や一覧性は良くないものの問題なく再生できる。仕事中に長いBGM動画を流しておけば広告も入らず邪魔にならない。
Echo Show 5の残念なところ
3.5mmオーディオジャックがない
第一世代のEcho Show 5には3.5mmオーディオジャックがあり、外部スピーカーへ有線で出力できたらしいけど、第二世代ではオーディオジャックが削られている。もっといいスピーカーで出力したいときケーブルでは接続できずBluetoothのみとなってしまうのは残念。
また、他のEchoシリーズではライン入力として設定を切り替えるとEchoを逆に有線スピーカーとして使えるものもあるが、ジャックがなければ当然その機能は使えない。もちろんBluetoothスピーカーとしては使えるのだけど、無線は接続が不安定だったり、音質の低下など有線ケーブルで接続したいという場合もあると思う。
タッチパネルの反応が悪い
タッチパネルで操作できるのは便利だけど、スマホのようなヌルサク操作感に慣れているとちょっともっさりしていると感じてしまう。搭載しているCPUが何かはわからないけど、そこまで性能が高くないものなのだろう。まぁ基本声で操作するデバイスで、タッチ操作は補助的に使うものなのでそこまでストレスを感じることはない。
設定がかゆいところに手が届かない
簡単に操作できるようにするためだと思うけど、設定項目が少ない。ホーム画面も時計のデザインももう少し種類が欲しいし、同時に表示できる項目をウィジェットのような形で指定できるともっといいと思う。月カレンダーを表示したいと思ってもできなかったり、デジタル時計に秒を表示するオプションもないのでちょっと残念。
でもこれはタブレットではなく、あくまで画面付きのEchoシリーズなので、そのあたりの用途の違いでうまくすみ分けされていると考えれば納得はいく。
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